Winning is everything

「今回の結果、これが日本のオリエンテーリングの限界?」
僕は限界じゃないと思う。だからなおさら結果を出さなくてはいけなかった今回の大会で、この結果でがっかりしているのだが。

何が足りなかったのか?
時間?金?人的支援?選手の努力?組織力
その足りなかったことは今後埋められるの?どうすれば良いのか?

結論は明らかだと思う。
世界のトップになることを人生における優先順位のトップに掲げている人がいない/少なすぎるのである。

みんな努力はしている。でもそれは:
1)世界の#1になろうとしているか(長期的目標としても)
2)何よりも優先的にか?

このことは昔から海外のトップ選手が来たときから言われていたことである。

トップになるために何が一番大事か?
オリエンテーリングじゃない。オリエンテーリング以外をどうすかだ。
それとビジョンだ。自分が世界の#1になることをイメージできるか。
もしオリエンテーリング以外のことを整理できないのなら、それ相応の目標を設定するべきだ。

つまり、日本のオリエンテーリングはそれ相応の目標になっているんだと思う。
そしてそれは結果としてそれ相応の結果になっているのだ。

日本のオリエンテーリングがトップの国々と戦うためには、世界で#1になることを人生の優先順位でトップにする選手を数多く育成することが必須だ。それしか方法はないと思う。
だから強化部としては、人生においてこのような選択をする選手を積極的に支援する必要がある。それを優先順位の最も上に置いて良いぐらいである。代表選手を公平に扱うのではなく、こういうコミットメントをした選手に特に金銭的、人的支援をするべきである。それが、そういうコミットメント−たとえば安定的な収入を捨ててでも世界のトップを目指したい−をする選手を増やすきっかけになる。今、そういう人たちが何人いるのか?=日本の競技レベルなのである。